ザ・粉を挽く

コーヒー(ロースト豆)、ズンダ(エダマメ)、ふりかけ類は
粗引き程度で作れる為、ミール,フードプロセッサー,すり鉢 等を使って、家庭で簡単に楽しむ事ができます。

パン(強力粉)、ソバ(ソバ粉+つなぎ)、うどん(中力粉)、パスタ(セモリナ粉)、キナコ(大豆粉)、抹茶
一般的に私たち消費者側は「粉を買ってくる」しか方法しかなく、自分で粉を挽くことは難しいと考えがちではないでしょうか。


セッタ君はまず方法を探ってみました。

@粉を挽いている所に、持ち込んで粉を挽いてもらう。
 「粉を挽いている所」とは業務で使っている所ですから、以下の3点をクリアしなければなりません。

 ・粉を挽いているお店を探さなければならない。
 ・「空いた時間に挽いていただけるか」交渉する必要がある。
 ・製粉機で粉を挽いている場合は、粉にできる最低限度の量をクリアする必要がある(1kg以上が多いらしい)。

 1kg以上栽培している方なら可能で、お店をゲットできれば今後も御願いできる可能性が高いですね。

A 自分で粉を挽く
  製粉機や、ふるいが必要になります。

 ・製粉機を購入する
  一番手っ取り早いでが、値段と目的に合わせて検討が必要になります。

  1)業務用電動製粉機
  10万円以上すると考えたら良いと思います。

  2)家庭用電動製粉機
   5万円前後で商品があるようです。
   ・小麦を小麦粉と、フスマ(麦の周辺を包んでいる茶色い部分)に分ける製品もあります。
   ・粉にする他にも、玄米から精米にしてヌカをゲットできるものもあります。

  3)手動製粉機
   電気を必要としないのが、いいですね〜。

   ・石臼を使う
    家庭用としては、直径が短いものを選ぶのが良いでしょう。
    ただし、しっかりと挽ける臼と粗引きの臼や、目的(茶葉、小麦、大豆等)によっても臼に刻んである
    溝の形や堀の深さが微妙に違ってきます。
    ネット通販や、オークションで出品されています。
    ※「コーヒーを石臼で挽く」と謳ったものは粗引きだと考えた方がよさそうです。

    臼は使うと程に溝が浅くなってきますので、長く使いたい方は「溝のメンテナンス(目立て)」の必要があります。
    昔は、石屋で臼のメンテナンスを行っていたそうですが、現在では需要が少ないためか殆ど見かけません。
    ただし、ネットで臼のメンテナンスを請け負ってもらえるサービスはあるようです。
    ご自分でメンテナンスをやってみたい方は、以下の書籍を参考にされると良いでしょう。

   ・手回し製粉機
    2万円程度で売っていました。
    セッタ君は、これを購入したので、以降実践編でレポートしたいと思っています。

    セモリナ粉(ディユラム小麦粉)

    ソバ粉     セモリナ粉より、簡単にできます。粗く挽くと簡単に籾殻が外れます。
             振るい#20 メッシュが必要です。
             2〜3回徐々に摺り幅を狭くしながら行います。

    イネ(籾摺)  お米の粉も出来ますが、摺幅を広くしてお互いのモミが擦れる程度で何回か行うと
             籾摺りが可能です。


参考文献
 増補 石臼の謎    三輪茂雄 著  クオリ (ISBNなし)

    石碾屋 石臼研究室 店長の髭爺さんは、2008年2月に永眠されました。