セモリナ粉を作る
セモリナ粉は、パスタを作る小麦粉です。
今回は、セモリナ粉の原料となる「ディユラム」小麦を粉にしてみます。
今回使うディユラム小麦は、白や黄色、薄茶色など
幾つかの種類がブレンドされています。
はかりが400g、ケースが50gなので小麦は350gです。
※セッタ君は、このディユラム小麦を色、形で5種類程に分類して
それぞれの育成実験に成功しました。
来年の春にディユラム小麦の栽培をご紹介する予定です。
今回、実験に使うのは「宝田工業梶vの
手廻し製粉機 ハンディUです。
手前の黄色いキャップを回すと、粗引き
細粉に調整できます。
上のお皿に小麦を入れて、まずは荒めに挽きます。
結構力が要ります。
一度挽き終わった粉は、ガリガリくん状態なので荒めのふるい(20目)にかけます。
篩に残ったものは、「フスマ」という小麦種の表面を覆っている皮と、荒い状態の小麦です。
ちなみに「目」という単位は、1寸角(約3cm)の間に、何本の目があるかという事を示していますので、
約3cmの間に、20本の目(網の目)があるという事です。
1尺=約30.3cm
1寸=約3.03cm
細かく挽く様に調整してから、上記の粉全てをもう一度挽きました。
富士山の様な状態になりました。
だいぶ粉っぽくなってきました。
でも、富士山のふもとは、まだガリガリくん。
今度は、80目のふるいにかけました。
おおよそ、このふるいを通せば、細目くらいの
細かさになります。
およその目処として小麦の場合は、
こんな感じ
40目 = 中目
80目 = 細目
100目 = 極細目
最終的には、富士山くらいの体積がふすまに、
地下から、ふもとまでの体積がセモリナ粉になりました。
フスマを捨てるのは、もったいないのでパンを作る時にでも
強力粉にフスマを入れて、フスマパンでもつくりましょう。
おしまい
参考文献