柑橘系にはまる

 ある日、セッタ君は料理に使ったレモンの種を植えてみた。
 ニョキッと芽が出た。

 それからと言うと、いろいろな柑橘系の種を植えたんです。
 ニョキヨキニョキ。
 「植えたいたい、止まらない♪」、まさにかっぱえびせん状態。(食べたら植えるも参考にね)

 いろいろ妄想していると、図書館で面白い本に出会った(下記、参考文献)。

 柑橘系の種には、2個以上の胚をもっているものがあり、1個の種から、複数の芽が出てくる場合があるのです。
 芽のうちの1個は、受精によってできた雑交胚ですが、他の胚は遺伝的には母親と同じなので、
 食べた柑橘と同じ品質を持つ苗が出来るという事!
 複数の芽が出た芽は、大切に育てると面白そう!

 さらに、柑橘系は
 ・好きな場所に枝を出す事ができ、理想の樹形を容易に作ることが出来るらしい!

 ・食べ植え苗は、親より果実の形、色、味等が劣る傾向があるが、僅かな可能性で
  新種を生み出す事もあります。
  ハッサク、甘夏、タンカン、日向夏

 入手(購入)した苗から、「枝変わり」
 という突然変異で「ある枝から出来た実だけ」が、特徴が異なるものが出来る事もあるのです。
 この枝を挿し木すると、新品種になる可能性があるのです。
 ニューサマーオレンジ、温州ミカン(宮川早生)

 そこで、セッタ君は

 ・枝の開きが90度でコンパクトにまとめて、実の品質も均一になり易い主幹系(クリスマスツリー
  の様に、1本の柱を中心とした枝作り)にチャレンジします。


    接木苗で購入した「清美オレンジ」
    鉢うえです。背が低くても翌年に開花。


 ・1本の木から違う種類の実を成らせる、「多柑プロジェクト」に挑戦します。


     1本の木に、2種類の葉が!!


 ★ベルガモットでティタイム
  アールグレイティーの香り付けで有名な、ベルガモット企画 いざ出発!


お楽しみに。


参考文献
・ミカン類 NHK趣味の園芸:作業12ヶ月    村上嘉彦  著 NHK出版 ISBN4-14-040054-4
・最新ミカンの樹形改造とせん定         薬師寺清司 著 農文協  ISBN4-540-98232-X