パンを作ろう
パンを簡単に作るのは、今では有名な「パン作り機」を使うのがもってこいですね。
どんどんおいしいパンをつくってみましょう。
どんな事が待っているのか、セッタ君のパン作り企画、はじまります。
・導入編
・おうちで小麦粉を作る
・酵母もつくっちゃう?(計画中)
■導入編
「そんなの簡単だわぁ」と、きーちゃん。
小麦粉、砂糖、塩、水、バターと、ドライイースト!
「焼きたてが美味しいんだよ〜」
でもね、機械で作っても失敗する事もあるの。
「へー、そんな事もあるんだ」とセッタ君。
普通だと出来上がった時は、持ち手付きの入れ物の高さ以上になるのに、写真の様に半分くらいしかならないの。
「えっ、どうしてだろう」とセッタ君。
実は....
ドライイーストの使用期限が過ぎていて
古かったんだ。
もったいないから、使っちゃおうと思ったけど
うまくいかないのね〜。
半分の高さにしかならなかったから、
今度は、2倍のドライイーストを使ったけど、
あまり、代わり映えしなかったよ。
「へ〜、ドライイーストは生き物なんだね」
期限が切れると、元気なイースト菌君が
いなくなっちゃうのかな?
セッタ君、独り言。
う〜ん、
パン作り機の説明書を読みながら、何か妄想しているセッタ君。
安定した品質の「XXXX」という小麦粉をお使いください。と書いてある。
何故だろう。
調べてみました。
小麦粉(パン粉、強力粉)は、実は幾つかの品種の小麦粉をブレンドして作られており、
「安定した品質」とは、その各小麦の種類が「安定して輸入できる」事が一要因だそうです。
日本で作られる小麦は「中力粉」というグルテンというたんぱく質が少ないそうです。
でも日本で品種改良されて、輸入ものと匹敵するグルテン含有量がある小麦が開発されている
そうだよ(文献@)。
文献@は、国内産小麦の品種にこだわってパン作りをされている方が書かれた本で、
セッタ君、無性に小麦をうえてみたくなった。
■お家で小麦粉を作る
シラネ小麦という品種を植えてみました。
これはうどん等に適した小麦粉になるらしいけど、まあやってみましょう。
・秋にプランターに種をパラパラ(1つかみくらい)播いて、軽く土をかぶせます。
・1週間くらいで芽がでます。
・冬越しして、春に穂が出てきましたよ。
大麦より比較的早く穂を出しました。
少し経つと、穂が枯れてきました。枯れ始めたら、プランターを日陰へ移動して、雨に当たらない様にします。多く雨に遭うと、腐ったり、芽が出てしまうこともあります。
畑では難しいけど、プランターなら簡単に管理できますね。
比較的に、混んで種を播きましたが意外と実をつけてくれました。
畑で播いたら、同じ密度の播き方でも収穫が多いかもしれないですね。
穂先だけ切って、それを手の裏で何回かもみもみすると、種が簡単に外れます。
これを、風のある日にさらすと要らない籾殻が取れますよ。
意外と面白い。具体的なやり方は試行したり検索してみてね。
プランター1つで、25gの小麦が取れました。
家のパン焼き機は、一度に250gの小麦を使いますから、
丁度 1/10です。
まぁ、プランター10個で1斤のパンが出来そうですね。
プランターで数えるとちょっと沢山あると感じるけど、
畑で播けば、結構少ない面積で出来そうですね。
種は、これからも継続して栽培してみるので、昨年の
残った種(冷蔵庫保存)半分と、今年の収穫の半分
を交換して、また冷蔵庫に保存しておきます。
製粉しましょ
セッタ君は、本格的に石臼で粉を引きたいけど、結構お高くある程度使用したら、引き面をメンテナンス
しなければならないので、今回は妄想までで見送りに。
じゃあ、どうするの? と、はかせさん。
ジューサー、ミキサーで粉砕してみよう! とセッタ君。
※ジューサー、ミキサーで小麦を粉砕するのは、機器の使用条件外だから、壊れても文句なしね。
早速スタート。
ウィーン。3分くらい回しましたよ。
なんとなく、小麦粉してるね。
入れ物をさすってみると、表面に粉砕仕切れなかった
物が集まるよ。
上面だけすくって、またジューサーミキサーにかけるか、捨てれば良さそう。
写真を見ると、白い粉の他に、茶色い物がちらほらと。
これはフスマ(小麦の外皮の部分)と言って、普段は捨てられる部分だけど、繊維質も多く
パン作りに多少混ぜると、見た目も綺麗で「フスマ」だけ売っているお店もあるよ。
ちなみに、家庭用製粉機で、フスマと小麦粉を分けて取り出せるものも販売されています。
セッタ君は、そのままで行きますよ。
収穫量が少ないので、ジューサーミキサーの容器に付いた粉も取り出すために、僅かに水を入れて
溶かして抽出!
水を加えると、なんともネットリとした感じになり、
小麦粉同然だね。
さあ、10%の小麦君、活躍してくれ!
結果、失敗しました。
・小麦粉が荒すぎた。
・加減する水分量、砂糖の量が適当でなかった。
などが、考えられます。
「ザ・粉を挽く」プロジェクトで考えてゆきます。
参考文献
@ 国産小麦&天然酵母でパンづくり 片岡芙佐子 著 創森社 ISBN4-88340-080-8
A 旬の酵母でつくる パンBook ウエダ家 著 自然食通信社
B 小麦粉(種類・特徴と歴史)