ハーブティー

 最近ポピュラーになった、バーブティ。
 日本語でいうなら、XX茶。

 「な〜んだ、馴染みがあるのねえ」。とキーちゃん。
 簡単ハーブを召し上がれ。

 ※ハーブティーは種類によって、妊娠中の方や、体の弱った方、赤ちゃんに悪い影響を与えるものがあります。
  参考までに効能を記載する場合がありますが、医薬品ではないので効能を保証するものではありません。

  ハーブティーの専門書等でお調べになって、上手に利用しましょう。

 メニュー
 アップルティー
 ・マリーゴールド 
 ・ジュズダマ
 ・オリーブ
 ・ハトムギ (栽培中)
 ・茶作りして苗ゲット(お〜い、お茶と苗)
 ・麦茶


アップルティー

 ・効能
  リラックス

  

 むいた皮を、かるく茹でるだけ。
 おー簡単。

 ピンク色で、微かにリンゴの甘さと酸味が楽しめます。ストレートでもおいしいです。

 お好みで、砂糖やシナモンなどいれて、3回試すのもお勧めです。
 あまったら、冷蔵庫に入れて冷たく冷やしても OK.

 残った種は?
 植えてみたらいかが...


マリーゴールド

 ・効能
  防腐、収れん、抗ウイルス、抗痙攣、抵炎症、発刊、解毒、利尿
  化粧水として、抵炎症作用による皮膚の伝染病や湿疹に効果的。

 ・注意
  キク科アレルギーの方は避けてください。


 コンパニオンプランツとして植えていました。

 東関東では、1月でもまだ咲きつづけている所があります。
 さて、このハーブは簡単に作れます。

 花びらじゃ色あせにくいので、種ができて枯れたものでも、使えます。
 まずは、花びらを乾燥させましょう。







 図の様に、花びらと種が入っている部分をゆっくり
 引っ張ると、花びらだけが外れます。

 茶漉しなどに入れて準備OK。

 (種は、保管して春にうえましょ)






 少し冷ました湯で
 ポットに入れます。

 直ぐに色が出てきます。

 ちなみにこの写真は、50度のお湯を使った場合です。








 色が出れば、すぐに頂けま
 本来のマリーゴールドのきつい香りはしませんので
 飲みやすいです。

 ただし長い時間、茶漉しにそのままにしたり
 煮込むと、色が濃くなり苦くなります。

 おこのみで調節すると良いでしょう。

 レモンバーベナカモマイルとのブレンドもおいしいそうです。




ジュズダマ

 種はハトムギの代用として焙煎して使います。
 根は川穀根(せんこくこん)といいます。リューマチ、神経痛、肩こりに煎用します。

・効能
 美肌、利尿、消炎、背膿、鎮痛、代謝促進

 
 首都圏では最近見られなくなったジュズダマ(多年草)。
 これも、お茶にできるんです。


 ・そのままフライパンで転がしながら炒る方法(焙煎)→簡単です

 ・トンカチ、スリコギなどで、種をつぶして焙煎する方法
  ハトムギと違って種の皮が固いのが難点。



 茶漉しにセットして、 少々色が出るまで弱火にかけます。
 香ばしく、それでいて少しコクがある様な麦茶に似た感じでした。









オリーブ

 葉を使用します。剪定後のいらない枝から葉を摘み取ると無駄がありませんね。

・効能
 殺菌、抗ウイルス、血圧降下、抗酸化、緩下、利尿
・注意
 血圧降下剤を服用中の方、低血圧の方は控えてください。

  

 摘み取った葉は、きれいに洗って日陰で乾燥させます。

 この例では、摘み取ってまだ乾燥していない状態でティーを作りました。
 葉を入れて、1分ほど弱火で火をかけます。

 色は、僅かな緑色でほのかな甘味を感じます。
 この後、水出しにして2回ほど楽しめました。

 しっかり乾燥させて(茶褐色になります)、はさみ等で適当に切り刻んで、お湯に入れるとやや
 スパイシーな香りがします。


■緑茶、紅茶

 手作り緑茶や紅茶が出来て、しかも苗までゲット出来ちゃうんです。
 緑茶や紅茶、ウーロン茶等は、「茶の木」の葉から作られます。

 緑茶の木とか紅茶の木というのはありませんが、緑茶に適した品種紅茶に適した品種というものが
 あるのです。

 静岡茶、宇治茶、伊勢茶 等は、その地域と環境で育てられたものの、いわばブランド名であり、
 緑茶に適した単種、または複数の品種がブレンドされています。

 さて毎年4月〜5月頃、「茶摘フェスタ」とか「茶摘体験」などの催しがあります。
 その中の幾つかは、新しい品種の開発に取り組む試験場で行われています。
 茶摘した葉を持ち帰る事ができますし、格安で「お茶の木」の苗木を購入する事もできます。
 会場を探してみては如何でしょうか?

 検索キーワード
 茶摘、茶業試験場、新茶祭り、新茶まつり、茶摘体験


    【茶摘体験】 みんな無我夢中         【ゲットした茶葉】
                                酸化しない様にミニアイスノン
                                で冷やしながら持ち帰ると良い

 簡単緑茶の作り方

 用意するもの、電子レンジ、キッチンペーパー、ラップ


 @ 【平皿に茶葉、ラップ】    A 【チンして手で揉む】    B 【段々葉の形が無くなる】


1.市販のキッチンペーパーがのるくらいの大きさの平皿に100グラム程度の茶葉を広げ、ラップを掛けて
  電子レンジ強で3分加熱する。

2.手で触れるくらいに冷まし、キッチンペーパーで水分をとり、浅いざるなどの上で手のひらで転がす様に
  3〜5分くらい揉む。目安は葉の中から水分が出てきてネバネバしてくるまで。

3.茶葉をほぐし、同様に電子レンジで2分加熱する。

4.茶葉を冷まして両手にすくい、両手のひらで擦るように揉む。茶葉を針状にするようなつもりで。

5. 3と4を繰り返す。

6.もう一度キッチンペーパーの上に茶葉を広げ、レンジ強で3分加熱して、仕上げる。

7、よく冷ましてから、冠などの保存用容器に入れる。 (以上文献@より引用)


       C 【できあがり】

 簡単紅茶の作り方


 @ 【新聞紙に広げて1昼夜】    A 【チャック付ポリ袋で揉む】      B 【茶葉を広げて発酵】

1.新聞紙などの上に茶葉を広げ、一晩置く(水分をゆっくり蒸発させる)。

2.縮凋した茶葉を、チャック付きのポリ袋に入れて、力を込めて揉む。
  そのうち、葉汁が出てきて茶葉がしっとりと濡れてくる。

3.茶葉を袋から取り出し、トレイなどの口が広く浅い容器に茶葉を広げる。
  茶葉が葉の汁に漬かり、少し葉が折り重なっている状態にする。

4.乾燥しないように茶葉に濡れた布巾等を掛けて、1〜2時間そのまま放置(理想は30度、湿度100%)。

5.ドライヤー等をつかって、スプーンでかき混ぜながら茶葉を乾燥する。
                                             (以上文献@より一部引用)

  C 【できあがり】


■麦茶
 麦茶は一般的に、「六条大麦」というものを使います。
 六条大麦には、多くの品種があります。
 この写真は、春に収穫できるもので肥料を与えなくても元気良く伸びました。



      【穂が出てきた状態】                【収穫】


 左から「穂」、茎から削いだ「葉」、残りの茎。
 茎は、新たなプロジェクトの「麦から帽子」を作るために貯めておくことに。

 麦茶は、穂の状態から炒っても良いそうです。
 セッタ君は今年も植えるために、種を水に入れて沈んだ重く充実した
 種を保存する予定。

 水に浮いた軽い種と、保存予定の種の幾つかを混ぜて、麦茶を
 作る予定です。

 つづく...






参考文献 
@・手作りのお茶を楽しむ  山背古道お茶探検隊編  分葉社 ISBN4-902254-08-5
A・茶園管理12ヶ月     木村政美       著  農文協