土酵母

 セッタ君、いろいろ調べていたら面白い事が本に載っていた。
 「土酵母で、土ふかふか。土のよろこぶ微生物肥料!一面の酵素畑にかえましょう」

 ニンジン酵素で作る土酵母!!
 早速作ってみましょ。






 この皮の部分(黒いところ)に、多く酵母が住みついているんだ!







 まず、手を洗いましょう。
 材料は、

 ・固めのご飯1杯
 ・砂糖少々、塩少々
 ・小麦粉少々
 ・摩り下ろしニンジン(茎の元の黒い部分もしっかり下すよ)

 なんか、セッタ君のお料理教室みたい♪





 小麦粉以外を、入れ物に入れてぬるま湯を
 ひたひたになるまで入れて軽くかき混ぜます。
 最後に小麦粉を少しずつ加えて混ぜます。

 擦りのこったニンジンは、
 食べちゃいましょう。

 えっ、食べられない??
 セッタ君曰く、甘いんだよ。

それと


 土です。
 砂以外なら何でもOK。

 上図で造る2倍の土を用意して、乾燥させておきます。














    蓋を閉めて、暖かい所に
    置きます。            ⇒  夏なら15時間くらい、
                          冬なら、1,2日くらいで  ⇒   蓋を開けると、ほのかな味噌の様なにおい。
                          モコモコしてきます。        軽くかき混ぜて、蓋をして2〜3日寝かせます。






 乾いた土を、大き目の入れ物に  ⇒  だまが出来ないように、外から
 入れて、寝かせたニンジン酵母を    よく、モミモミします。      ⇒ 最後に空気を一杯入れて、ゆるく縛ります。

 日陰で数日熟成させます。


 約1週間後(2008/1/1)

 本当は、菌糸状の物体を写真に収めたかったけど、
 カビが生えた?

 でも袋の中は、とてもいい匂いなんだけどな。
 土が未だ乾燥しきっていなかった?

 夏なら数日で菌糸状の物体が確認できるそうです。

 とても良い匂い(少しお酒の様な匂いもします)なので、とりあえず酵母は今でも増えている様です。

 これを土箱などに移します。







 土箱の中に入れます。
 これは春から使う土として寝かせています。

 土酵母によりさまざまな微生物や菌類が繁殖し、
 それを、さらにミミズやトビムシ等の無数の分解者
 が食べたりする事で、植える植物に影響のない
 範囲にセンチュウや悪玉菌が少なくなるそうです。

 ヨーグルト食べて、腸内をきれいにするのと
 似ているなーっとセッタ君。



 土箱の上には新聞紙1枚だけで覆っています。
 時々、土の湿り気をチェックしながら上から水を与えるのみです(時々かき混ぜます)。
 土も改革の時代ですかぁ。


 これは、秋に造って土酵母を入れた
 プランターです。

 暑い夏に休眠状態になる植物が
 入っています。

 新聞紙でマルチングをしているのをそっと
 2008年1月2日に開けてみました。

 おお〜、何か芽が出ている





おしまい。


参考 「事前農薬で防ぐ病気と昆虫」  古賀 綱行 著